「悪目立ち」で虚名を売ることが当然になった感がありますが、少なくとも弁護士がそんなことをするべきではないでしょうね。単なる社会の迷惑でしかない人物を持ち上げるような社会が健全であるはずがありません

共同通信は27日付で「ガーシー議員に聴取要請、警視庁 動画投稿脅迫疑い」として以下の記事を配信した。

インターネット上の動画投稿サイトで著名人を脅迫するなどした疑いがあるとして、警視庁がNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員(51)に任意の事情聴取を要請したことが27日、捜査関係者への取材で分かった。交流があった複数の著名人が脅迫や名誉毀損の疑いでガーシー氏を告訴し、警視庁が受理した。

 ガーシー氏は「芸能界の裏側」を暴露するとしてユーチューブに動画を投稿して人気を集め、7月の参院選比例代表で初当選した。アラブ首長国連邦(UAE)などに滞在しており、一度も国会に登院していない。ガーシー氏は欠席の理由を、不当逮捕の恐れがあるなどと説明している。

引用以上

 そもそも、この人物は韓国の有名芸能人に会わせるなどと欺罔して、多くの人たちから金を騙し取っていた人物であるわけで、そんな人物が参院選に当選すること自体が異常な事であり、このような人間に票を投じる人間がいること自体が信じられないというのが正直な感想だ。

 一体、この詐欺師に何ができるのかは不明であるが、参議院議員としての務めを全く果たさず、何の公益性もない芸能人の情報の暴露などをして小遣い稼ぎをしていること自体が問題ではないだろうか。

 この人物に限らず、わざと物議を醸すような発言や動画を配信し「悪目立ち」することで一定の知性に不自由な人たちから支持を受けて、国会・地方を問わず代議士になるような風潮が蔓延しているように感じる。こんな事態になったのも、NHK党という自ら「反社」と名乗る人間が党首を行っている国政政党が議席を得たことが嚆矢であると思われる。

 そんな「悪目立ち」しかできない人間たちに何ができるのであろうかを、国民はよく考えて投票行動を行うべきであろうと思う。今後、こんな連中たちが議席を伸ばすような事があれば、確実に我が国は崩壊することだけは間違いないだろう。一体芸能人が何らかの悪業を行っていたとしても、それが政治と関係があるとは思えない。

 こんな「悪目立ち」を企図するような弁護士も最近は存在しており、YouTubeなどで暴論を吐くような弁護士や、どう考えても「嫌がらせ」としか思えない訴訟提起を行ったことをSNSなどで発信する弁護士も増えてきたようだ。弁護士が「悪目立ち」をしても、みっともないだけなのであるが、それよりも「目立ちたい」「相手にされたい」という欲求が勝ってしまうのだと思う。

 多様な意見が述べられる社会あるべきだとは思うが、単に社会に迷惑を掛けて顰蹙を買うことで知名度を上げる連中を持ち上げるような社会が健全なわけが無いだろう。来年は少しでもそんな事が少なくなることに期待したい。

 

本年も愚にもつかない内容にお付き合いいただきありがとうございました。新年は司法ジャーナルへの投稿から10年以上も続けてきたので、しばし休憩を頂きたいと思います。

様々な方から沢山の脅迫的なコメントも頂いております事からも、一度サイトをある時期で閉鎖し、様々なご批判や、お寄せいただいている多様な脅迫文言も参考にさせて頂き、サイト自体を再構成し再アップする予定です。